こんばんは!TOT WORKSです!
今日はコーヒーたくさん淹れました!
え、ミュージシャンじゃないの?
いいえ、TOT WORKSです。
※今回のメインは避難所のため、文章中心の記事です。読みづらくてすみません。
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今日は午前と午後で別の避難所に行かせて頂きました!
午前は厚真中学校、いまは避難生活されている方がかなり少ないそうです。
午後はスポーツセンター、こちらまだまだたくさんの方が避難されています。
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朝起きて、顔洗い、ごはん食べ、1日のことをボーッと考える。
今日は朝から避難所コーヒー。
昨日は皆さんとお話したり、足湯とコラボしたり、いい時間だった。
さて、今日はどうだろう?
避難所は場所によってだいぶ違うそうなので、柔軟にやらないとな。
コーヒー、上手に淹れられるといいな。
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そんなこんなで午前の避難所、厚真中学校到着。
周囲の道は補習だらけだったり、歩道のフチが砕けていたり、被災したことがありありとわかる。
受付で職員さんにごあいさつすると、なんと今の時間はお一人しかいないとのことで、なんだか申し訳なさそう。
申し訳なさそうなことに申し訳ないと思いつつ、人数が欲しいわけではなかったので、その方が楽しんでくださったらいいな、とか考えてると、思いつきました!
そうだ、職員さんにも飲んでもらえばいいんだ!
被災地でご苦労されているという意味では変わらないし、北海道中から集まってきている方々だから、それこそ一息つきたいはず!
というわけで、避難所にいた方全員に淹れさせて頂きました。
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とぷとぷとぷ
とぷとぷとぷ
静かに淹れるコーヒーを見つめる10人。
いや、緊張するわ!笑
そりゃもう喋りますよ、おしゃべりTOTですから!
しばらくおしゃべりしていると、旅人への警戒心を解いて頂けたのか、あとはみんなでコーヒー飲みながら色んなお話をしました。
避難されているおばあさんの昔の話、好きな歌手の話、おじいさんの生前の話、孫の話、それから職員さんたちのご家族のこと、普段のお仕事のこと。
僕も歌を歌って旅してると話すと、なんと聞きたいとのお声が!
正直、避難所での演奏に関しては、それを望まれて来たわけでもなく、色々な想いの方がいらっしゃる場所、ということから、よっぽどのことがなければ控えようと思っていました。
でも、たったひとりのおばあさん、その周りの笑顔の職員さんが言ってくれてるなら、ありかな、とか思ったり。
『空席のあるじへ』と『楽園』を歌わせて頂きました。
もちろん、いつもの空席もいっしょに。
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コーヒーはたしかに喜んでもらえた。
僕の歌には『ここ』でもそんな力が発揮できるのだろうか。
実は旅に出てから、音楽の素晴らしさと同時に、どうしようもない無力感も感じていました。
崩れた現実の前では、壊れた心の前では、具体的で現実的な支援の方が必要性が高いことを、陸前高田、大船渡、厚真町で実感したのです。
昔から音楽に大きな希望を頂いていなかった僕ですが、だからこそ無意識に信じきっている部分もありました。
だから無力を冷静に受け止めていたのです。
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おばあさんからこんなご感想を頂きました。
『とても素敵な歌ね。今の私たちの気持ちを代弁してくれてるみたい。土に水が染み込むようにスーっと言葉が心に入ってきて、あったかくなる』
本当にこの言葉のままでした。
ちょっと泣きそうになりました。
10年前につくったみんなを肯定すると決めた歌と、大切な人の居る場所は全部素晴らしい場所だと思って書いた歌が、『ここ』でそんな風に受け取ってもらえるなんて、思ってもみなかった。
音楽が無力にひとしいシーンはある。
それでもそうじゃないシーンもある。
だからそのために、せめて真心を持って。
心を楽にしてもらったのは間違いなく僕でした。
おばあさん、職員さん、本当にありがとうございました!
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そんで避難所にお別れして、僕も一息!
ぷはー!ガラナうまい!
北海道限定のジュースです!
何味って言いづらいですけど、僕は大好きです!
元気でるタイプのやつですが、ここで一瞬お昼寝。
これから行くところはたくさんの方が避難されている場所ですから。
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午後はスポーツセンター!
日中でも5.60人の方がいらっしゃるとのこと、さて、どうなるかな!
、、、、
いや忙しいなーー!!笑
この午後だけで50杯くらい淹れました!
15時から17時までの2時間、ノンストップでドリップし続けてましたよ!
9月に来れてたら、こんなもんじゃなかったろうから、僕もまだまだヘナチョコですね。笑
それくらい、皆さん飲んで頂きまして、職員さんにも飲んで頂きまして、ドリップコーヒー淹れに来た感は凄まじかったですね!
皆さん楽しんで頂けたみたいで、すっごい幸せでした。
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避難所の中は、強化ダンボールの柱で組まれた四角いスペースを、シーツやブルーシートで囲むことによって部屋にしています。
ただ、その部屋の中も布団を敷くだけでいっぱいなんです。
たくさんなくした方々がそこにいて暮らしている。
その気持ちをどれだけ想像しても、きっと足りないのでしょう。
そんなご苦労をされている方々、支援されている職員さんたちに、一杯のコーヒーを淹れさせて頂く。
なにができたわけではありませんが、皆さんの笑顔や言葉にふれるたび、精一杯ドリップしたあの一粒一粒が、この人とひとつになったのだと思うと、それ以上この気持ちに言葉はいりませんでした。
皆さん、本当にありがとうございました。
どうか、お元気に過ごしてくださいね。
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明日はライブ!こっちはこっちで、燃えるものしかない!
やったるぜ!
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あなたにここにいてほしいひと
TOT WORKS