ファンファーレ!TOT WORKSです!
今回は1/17の記事です!
この日は大阪扇町para-diceさんでのライブでしたー!
実は奈良のNEVERLANDのブッキングマネージャー向井さんや、レペゼン奈良のシンガーソングライター金子ゆかちゃんが大好きなハコと聞いていたので楽しみにしてましたー!
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ハコに対してファンがいるって話も聞いたので、どんな魅力的な場所なんだろー!と商店街を探すものの、見つからない、、、
何度往復しても見つからない、、、
え?マップ間違えてる?見方が違う?
しかしここは焦らず急がずだ。
何度同じ経験をしているか、数えきれないくらい蓄積した経験値を生かすんだ。
固定概念を破壊しろ!
想像の入り口じゃない!
現実を見つめるんだ!
そして僕は、どう考えて民家の入り口にしか見えない玄関に立ちました。
だってGoogleマップはここを指してるから。
きっと夜になったらライブハウスみたいに変わるんだろう。
ピンポーン
返事がない。
ピンポーン
物音もない。
ピンポーン
え?入り時間なのに、誰もいないの?
横のお店に聞いてみよう、と左を向くと。
パーーラダーーイス!!
パーーラダーーイス!!
すごい看板ちっさいーー!!
つつましくおしとやかーー!!
お隣さんは普通に民家だったみたいです。
お留守でよかった。
本当にすみませんでした。
そりゃそうだよね。
表札出てたしポストもあったもんな。
ひと騒ぎして入場完了!
中はこんな感じです。
Thank you!がイカス。
ふとしたところにポジディブな言葉を見つけたときの喜び。
楽屋と事務所が一体化していて、みんなで和気あいあいとしていられるのもステキなポイント◎
さて、ライブスタートです!
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1番手 本城タカヒロ
本城さんの曲はコードの色彩がとても豊かだ。
オシャレだったり、不思議だったり、かっこよかったり、悲しかったり。
『雨の日』に着る『カッパの色味』が『言葉では表せない』けど『穏やかに反骨的』だった。
って感じの日本語に似ているような。
色彩豊かな楽曲の奥に、様々な景色と感情が隠れていて、それは発信した人と受信した人とでは共有できないもの。
そういう不確かで浮ついてる状態の美しさを、肯定しているかのように感じました。
本城さんともおしゃべりしたし、なんなら旅人特権でお酒ご馳走になったし、とても温もりのある人だと思ったけど、奥底が見えない、不思議な深みを感じたんです。
本城さんの音楽にもっと触れたい。
YouTube
website
https://honjotakahiro.jimdo.com/
@honjo_takahiro
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2番手 naonari ueda
綺麗なフリオチ。
1/14の記事をご覧いただいた方はお分かりかと思いますが、僕らは奈良NEVER LANDで出会い、『いつかまたどこかで!』と熱い握手を交わしました。
はい、3日後に再会叶いました。笑
短期間に2回目にもなると、曲を覚えてきますけど、naonariさんの曲をはとても短い。
ワンコーラスでおしまいって曲がほとんどだと思います。
ここで凄いなと思ったのは、naonariさんって張り裂けんばかりに叫び歌うんですけど、その曲で歌いたいことが終わったらそこでおしまいにしてる気がしたんですよね。
だから短い時間に叫び尽くして、不要な部分を作らないという。
作り手側の話になりますが、大体の尺を決めたり、音楽的におもしろくしたくなったりすると、余計なことを歌いがちだと思うんです。
本当は1番でおしまいでいいのに、2番とラスト大サビのために繰り返すとか。
商業的なことを考えたり、そうする必要があるならば、それは必要なことですけど、ここでおしまいを早い段階で決定するのは、簡単ではないと思います。
naonariさんはこれがとても潔いので、一曲一曲が印象深く残ってくるんですよね。
とても勉強になりました。
3回目出会ったときには、少しいっしょに歌えるかもな。笑
YouTube
@nao_15linger
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3番手 TOT WORKS
1.空席のあるじへ
2.五分後のあなたに
3.雨の楽隊
4.神様の庭
5.レクイエム
6.ここに訪れた日
7.あるじを空席へ
おとなしいセットリスト。
ある意味挑戦的なほどおとなしいです。
しかし、この夜頂いたアドバイスから、僕のセットリストは変わってくるんです。
関西ツアー回って、本当によかった。
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4番手 時藤夕樹
時藤さんはピアノ弾き語りの女性シンガーソングライター。
ピアノもギターも、弾き手によってカラーが変わるのは当たり前だけど、彼女のピアノは淡い紺色が軸になっているように見えました。
重厚でふくよかな上下左右の広がりが魅力的で、そのピアノがまっすぐ見つめるような歌声とマッチしていて、とても誠実で深みのある印象を受けました。
バッグボーンを匂わせる音楽。
だからある意味、音楽として受け取っていながら、彼女自身のことを知りたくなるような。
僕たちが普段関わっているときに見せ合う表面的な部分ではなく、人間のもつ複雑であいまいな部分に踏み込みたくなる気持ちに似ていますね。
『やわらかな痛み』という曲が特に好きで、イントロのピアノから耳がピクピクなるくらい反応してしまいました。笑
YouTube
https://www.youtube.com/channel/UC5n9Ooka8pThDgYU-guRqBQ
website
https://yuki-tokito.jimdo.com/
@yuki_tokito
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5番手 矢谷ウメ子
矢谷さんもピアノ弾き語り女性シンガーソングライター。
が、しかし。時藤さんとは構えからして異なるのだ。
あえてこの2人を前後にするあたり、ブッキングマネージャーさんはおもしろい魅せ方をしてくれてますね。
同じようなキーワードが出てくる属性は離すものですけど、これはたしかに、お2人を知っていればぶつけたくなる!笑
矢谷さんは客席に対して向き合わず、横向きで演奏します。
さらにループマシン(生演奏を録音して再生する機械)を駆使して、声とピアノを重ねていき、矢谷ウメ子ワールドに招待してくれる、案内人です。
ボーイッシュとはまた違うんだけど、中性的な声をしていて透明感とハリがある。
だからループさせる音の中でも埋もれないで聞こえてくるし、声をループさせても楽器的に聞こえる。
矢谷さんが自分の特性を知っていて活かしている証だと思います。
さらにおもしろいのは、naonariさんのようにワンコーラスほどの短い曲もあれば、5分ほどの曲もあって、ライブが最初から最後まで飽きずに耳を楽しませてくれるところも素敵ですよね。
最後にやっていた『Dear Sigur Ros』という曲が一番好きでした。
シガーロスとはアイスランドのポストロックバンドの名前です。
タイトルにやられたかっていうと、それは否定できないけど!笑
ほんと、見入って聞き入ってしまいました。
YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCx5q1m_pQhQGhc-VlZhDC0A
@yataniumeco
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そんなこんなでライブはおしまい!
お客さんと交流したのち、みんなで乾杯!
ワイワイやってると、出演していないミュージシャンの方が、トコトコトコっと少なくとも5人はやってきました。
聞くと、本編終わってバータイムになると、飲みにくるひとたちがいるんだとか。
ライブハウスでそんなとこ、なかなかないですよ!?
それもこれも、どんなひとでも快く受け入れているハコの皆さんのおかげ。
みんなの居場所。
ハコにファンがついてるのも納得の一夜でした◎
本当に居心地よかっなぁ。
本城さん、旅人特権のお酒美味しかったです!
ありがとうございます!馳走さまでした!
見て聞いて下さった方々、本当にありがとうございました!
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あなたにここにいてほしいひと
TOT WORKS