36日目 歌ったり重なったり食べたりした夜

こんばんは!TOT WORKSです!

この日はSound lab moleさんでのライブでした!

コラボ予定の久保さんと店頭で待ち合わせ。

なんか久保さん硬い。

話を聞くと、昨日は疲れか緊張か、あまり眠れなかったようで、あんなに落ち着いてた久保さんのガチガチ具合に、ちょっと笑ってしまいました◎

いきなり和む。

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狸小路商店街の中にあるライブハウスなんですが、有名なアーティストも出演しているということで、大きいとこなんだろうなーと思ってたんですが、入ってびっくり!

とにかくデカイ!

いやこの写真一枚じゃ伝わらないほどデカイんですよ!

関係者2階席もあるし、楽屋が4個くらいあるし、客席もこの写真の後ろまでまだ空間がありますからね!

こりゃ有名なアーティストも出演しやすいわ!

と、いうわけでリハも済ませ、ガチガチな久保さんを何回も笑いつつ(失礼すぎる)最後の打ち合わせをし、ライブスタート!

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一番手 くどうよしか さん

ダウナーな空気に体温がまとわりつくような歌詞は伏し目がちなメロディに乗り、可憐な声と丁寧なギターで鳴らされる。

話したときの、のんびりとしたかんじ(本人には否定されました笑)や、見た目の可愛さに騙されてはいけません。

繊細かつ硬い軸があり、それを綿が包むようにコーティングしていて、その澄んだ声はギターのアルペジオと絶妙にバラけた音域で鳴ります。

ギターのローポジョンコードを多用している印象だったけど、音の帯域を意識してなのかな?

自然な楽曲づくりだったのでわかりませんでしたが、歌とギターのアンサンブルがとにかく絶妙でした。

ハイテンションな曲はなかったと思うんだけど、無理するくらいなら、そういうのは必要のない人だと思いました。

暮らしの琴線の振れ幅の分だけ音楽にして鳴らしているような、そういう自然さがとても魅力的です。

彼女は用事があってすぐに帰らなければならなかったのですが、楽屋で話していたからか、僕の席にメッセージを書いた付箋が貼ってありました。

そういう何気ない心遣いも彼女が紡ぐ音楽の立ち位置そのものな気がする、不思議な、でも強い魅力のあるアーティストでした。

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くどうよしか/嫌い

https://youtu.be/Mjy97NZM96w

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二番手 塩入若葉 さん

宿命。

リハで聞いたときからこの言葉が頭にありました。彼女の楽曲は猛る強さがあふれんばかりなのです。

それは宿命に立ち向かう人を鼓舞しているようでもあり、争う姿そのもののように聞こえます。

僕はまずメロディラインの美しさに聴き惚れました。言葉の流れが旋律に沿っていて、音の上下の仕方がとても日本的なのです。

これは大切なことで、言葉のイントネーションが自然だと、歌詞を読まなくてもちゃんと歌として言葉の意味がわかる。

それでいて歌謡曲のもつマイナーコードの暗さをあまり感じず、それ以上に爽やかな香りがしました。

彼女のルーツを聞くと、歌謡曲と民族音楽が中心とのこと。やはり歌謡曲と思いつつ、爽やかさは民族音楽由来なのかもしれませんね。

そういったルーツを融合させて自分の音楽にする彼女のバランス感覚は素晴らしいです。

だから宿命と思ったのかな。

日本語的な旋律の美しさと落ちずに跳躍するテンション感。だいぶ違うんだけど、ドラクロワの絵画、民衆を導く自由の女神が浮かびます。

ざっくばらんなMCも魅力の彼女。

音楽と音楽以外から現れる人間性はどちらも柑橘系のようでした。

だからこそ、底にある毒が美しく輝くのだと思います。

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塩入若葉/ジラフ

https://youtu.be/05VZI6YhDm0

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三番手 describe sentiment

ひとりでグループ名みたいの名前。どこか近くにいたような、、、会う前から謎の親近感でした。笑

大介さんなので、大介さんと呼びます!笑

まず、突き抜ける歌声が素晴らしいです。ストリート出身なのが納得の抜けの良さ。おそらくマイクなしで生音ライブでも良かったのではないでしょうか。

それくらい、声量、帯域、声色、すべてが気持ちよかったです。

張るところの素晴らしさが引き立つのは、それ以外の部分のぶっきらぼうさも手伝っていると思います。

いい意味なのですが、不器用な人間性がまるごと出ているような、例えばAメロやBメロ、それは歌唱にも歌詞にも言えます。

そういう部分からの声が突き抜けるパート。

曇天の空が割れるような空気振動。

そこばかり書いてますが、それくらい素晴らしかったです。僕もまだまだ勉強不足なのを痛感しました。

打ち上げで色々なお話聞きましたけど、ほんと嘘がない人ですね。音楽も人も、そのまんま。とても不器用な人です。笑

『東京から来てくれたから食べて!』とわざわざ買ってきてくれた『串鳥』の焼き鳥。

そのおいしさと満面の笑みは、やはりあの素晴らしい声と同じでした。

そのまんまの人なんです。

うつくしい。

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四番手 TOT WORKS

やりましたよー!ワンシーンコラボ!今回はなにをしたかと言うと、、、まだ書きませーん!笑

isomekiさんのときは僕お得意の即興ポエトリーリーディングでしたが、今回はまた違います。あのときはisomekiさんのノイズに引き出された、僕の悲しい部分を。

今回は久保さんの既存の楽曲と人柄 × TOT WORKSだったから出てきたものですね。

それはまたお楽しみに。

今回の課題はこのコラボにまつわるものでしたので、アップしたときに色々と書きますね。

演奏曲目

1.空席のあるじへ

2.楽園

3.凪の庭にて

4.泣きっつらに冠を

5.還り道

6.星降る夜に 作曲:久保宣仁(Tempo)

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五番手 佐藤史帆 さん

いま札幌でも勢いのある女性シンガーなのだそうで、今回はサポートピアノの田中K助さんと。

こりゃ話題になるわ!

歌、演奏、楽曲、満天の笑顔、人柄、全部素晴らしいかったです。レベルが高いという話だけじゃなくて、本人が堂々としているんです。だからすべてに説得力がある。いい意味で自信の表れだと思いました。

それは才能だけじゃなく、努力、積み重ねに裏打ちされているものなのでしょう。隅々まで気持ちのいいステージでした。

サポートピアノのK助さんの演奏がまた素晴らしい。

ピアノを弾くのが楽しくて仕方ないって言うのが全身から溢れていて、それなのにシンガーを邪魔するどころか、音楽の良さを引き立たせています。

この方のピアノあっての今回の素晴らしさだったのは言うまでもありません。

そしてもちろん、それを引き出す佐藤史帆さんの力あっての出来事です◎

アンコールも起きていて、もう一曲聴けたのは贅沢な夜でしたね。

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佐藤史帆/MARBLE リリース用トレイラー

https://youtu.be/XGoPOWw2o4s

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今回も長くなったな〜

みんないいとこいっぱいだからね。

もう、書ききれません!笑

最後に打ち上げ!

なんと、若葉ちゃんの『さんま食べたい』の一言でさんまパーティに!

応えてくれるmoleの大嶋さんの素敵さ!

一尾73円だったそうで、全部で13尾も!

さんまでお腹いっぱいになったのは初めてです。笑

めちゃうまでした!

さらにライブレポートにも書いた大介さんイチオシの焼き鳥屋、串鳥の焼き鳥!

僕が来たから買ってきてくれるなんて、愛情深い方ですよね。

こちらももちろんめちゃうまでした!

たまごやきとか珍しくないですか?

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そんなこんなで楽しい夜になりました◎

皆さん、本当にありがとうございました!

これからもよろしくお願いします!

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あなたにここにいてほしいひと

TOT WORKS

35日目 開拓精神の樹の下で

こんばんは!TOT WORKSです!

この日は札幌市西区山の手にあるジミーブラウンというカフェにお邪魔しましたー

ジミーブラウンという名前は、アメリカの開拓精神のことを指す、実在したか架空なのかわからない人物だそうです。

10/25にセッションする予定のTempoの久保さんが行きつけのお店ということで、前日に打ち合わせすることに♪

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まず外観が素敵すぎる。

札幌の住みたい物件堂々のナンバーワンです。

取り忘れちゃったけど、写真の右側にガレージがありまして、その2階のテラス席でもお食事ができるのです。

テレビの収録もあるという人気店だそう。

納得の素敵さ。

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早速久保さんと中に入ると、店長の高橋さんが。

そしてハロウィンパーティの飾り付けを担当する方々が打ち合わせされてました。

高橋店長、イケメンすぎる。

あとで写真を貼りますが、高身長でスマート、体の半分が足、超絶丁寧な落ち着き払った対応、生まれたときからそのままなくらい丸メガネと七三分けが似合いすぎ。

反則級の執事男子完成系でした。

もはやうつくしい。

お店の内装も外観から納得の素敵さ。

通いたい。

自己紹介を終えて席につくと、お腹が鳴るくらい減っていたので、早速夕飯を。

僕は鉄板焼きカツカレー!

ハロウィン特性おばけパプリカつき!

このカツが

サッ、、、、、、ックサッ、、、、、、ック

でして、クツクツのカレーと相性抜群でした!

これ食べに来るだけでも来店価値ありです◎

そして久保さんはカツ丼!

一見さん大歓迎の裏メニューだそうですよー!笑

久保さん『ダシが効いてる、、、』

洋風カフェに似つかわしくなさすぎて笑っちゃいました。笑

食事を済ませて打ち合わせを。

見てください。

この文学的な風景を。

久保さんはとても落ち着いた方なので、お店の雰囲気とマッチしすぎてました。

僕の好きな曲を弾き続けてくれたので、インスピレーション降りまくり。

もはやワンマンじゃないとできないところまでアイデアが膨らんだので、あとはそれを削る作業。

泣く泣くガリガリ削りまして、コラボの内容は完成◎

時間はすでに深夜1時を回っておりました。

ジミーブラウンは23時閉店。

久保さんはここを練習場所、配信ライブ会場として使っているくらい深い仲なので、閉店後もこんな感じで高橋店長とのんびりしてるそうです。

そこからはまたセッションしたり、僕が歌ったり、それを高橋店長がライブ配信したり、みんなで熱く語り合ったり、あっという間に夜明け近くに。

なんか、みんなで新しいものを作っているような、ここが秘密基地みたいなワクワクと、時間を忘れてしまう安心がありました。

そのお話の中で、なんと28日のハロウィンパーティでライブをさせて頂くことに!

一生懸命がんばります!

よろしくお願いします!

別れ際に、なんと高橋店長のバンジョーにサインさせて頂くことになりました◎

写真の右手人差し指らへんです!笑

楽器にサインしたのは初めてで、緊張でちょっと震えましたー笑

あ、この方々高橋店長です。

ね?執事男子完成系でしょ?

こんな風になりたかったー笑

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すごくキラキラとした時間を過ごさせて頂きました。

ジミーブラウンは、建物、スタッフ、食事、すべて素晴らしいお店です。

お近くの方はぜひ行ってみてください。

ここには感動の種がありますよ。

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◎ジミーブラウン

札幌市営東西線琴似(札幌市営)駅5番口 徒歩23分
バス停 山の手1条11丁目 徒歩3分

琴似駅(札幌市営)から1,714m

月~土11:00~22:00(L.O.21:30)
日 11:00〜21:00
祝前日 11:00〜22:00

日曜営業

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あなたにここにいてほしいひと

TOT WORKS

34日目 たっぷりたのしかった日を、たっぷりたのしく書いた日

こんばんは!TOT WORKSです!

この日はスピリチュアルラウンジでライブでしたー!

スピは2回目の出演!

店長の新保さんには本当にお世話になっております!

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前日のオフ日の作業がコン詰めすぎて、連日のライブの疲れがとれず、ゆっくり起きて、お風呂に入り、ライブまでは休んでましたー

やっぱ休まないとダメだね。

朝起きたら全然体が動かなかった。

そういうとこもバッチリやってこそですから、しっかりします!ごめんなさい!

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体調もばっちり回復して、スピリチュアルラウンジ入り。

新保店長とも再会のごあいさつを済ませ、演者の方々とごあいさつ!

バンド、ギンイロギンガはメンバー全員20歳前後という話を聞いて、自分が年齢重ねてる実感がすごかった、、、笑

どうせ感想長いんで、サクサクいきましょう!笑

ライブレポートタイム!

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一番手 bombsさん

おもしろい編成だなぁ。

ドラムとボーカルがメンバーで、持ち込みの音源に合わせて2人が演奏する。

音源はシンセサイザー※が重なり合って重厚でハードな美しい曲。

※色んな音が出るキーボード

そこにタイトな生ドラムが乗るから、その時点でかっこいい。

歌詞は英語だったからわからなかったけれど、情感たっぷりに声量あるボーカルが一本の軸になり、楽曲のノリや節目がわかりやすい。

形態がおもしろいってところに意識がいきがちですが、アンサンブルの構築がしっかりしているから成立するんだと思います。

洋楽の美麗でハードな音楽が好きな人にはぴったりかも。

個人的には、曲間でボーカルさんがステージのフチに来て、肩をすくめながら目を見開いてグビグビと缶チューハイを飲んでる姿が、イっちゃってる感じがして、それが曲ごとにあって、ツボでした。笑

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二番手 ギンイロギンガさん

小樽と札幌の大学生によるポップバンド。

いや、ポップっていうけど、跳ねる意味でのポップとは違うかな。

マイナー調の和音階が作曲のメインにあって、たまに突き抜けるメジャー音階がフラストレーションのガス抜きになっているようなおもしろさ。

サカナクションやフジファブリックが好きな人にはツボかも。

ボーカルの彼が僕にはよくわからない機材を使って、間奏やイントロで色んな音を出すんです。

基本軸がありながら独自性をきちんと追求する姿勢が素晴らしい。

機材と作曲編曲の融和性をさらに高めることができれば、もっともっとおもしろい音楽になると思う。

中毒系ポップスの片鱗は歌詞にも見え隠れしていて、ライブ一曲目のサビを『どうせー』って歌う彼は、いいひねくれかたしてる。笑

また来年共演したときの成長がとても楽しみです!

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三番手 Uncle Tomさん

僕はジャンルとかよくわかってませんが、歌ものメロディックパンクというのでしょうか。

シンプルで勢いのある演奏にキャッチーで綺麗なメロディライン。

僕は歌詞の空気感が特に好きでした。

楽曲の前向き感に寄り添うように、全曲で前進を感じるような歌詞たち。

歌詞が聞こえるって僕はとても大切なことだと思っています。

内容のある歌詞の曲が良いということではないし、歌詞の内容がわからない洋楽も僕は好きです。

それでも歌詞が聞こえる演奏をしているということは、そこにある内容を伝えようとしているということ。

これは多くのバンドに言えることですが、ボーカルの歌っている内容がわからないライブは、残念ながらとても多いです。

しかも、内容がありそうな、真剣に歌っている人ほど多い気がします。

演奏に埋もれてしまうボーカルにもまだ鍛錬の幅はありますが、アンプで増幅した音に声量で勝つのは並大抵のことではありません。

つまり歌の聞こえる多くのバンドは、バンドメンバーが歌を聞かせようとしているのです。

これは一体感がないとできませんよね。

Uncle Tomさんはもう15年くらいいっしょにライブしているとのこと。

そういう互いの理解が作り出している何気ないことに美しさを感じました。

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四番手 TOT WORKS

僕です。

この日の課題は『音圧と音量のある人たちの中で活きるには』でした。

バンドの中にいる弾き語りは目立ちます。

良い目立ちかたも、悪目立ちもします。

だからおもしろいことしてやろうって思いました。

そう、ノイズミュージシャンのisomekiさんとのコラボです!

isomekiさんとは10/3の北海道初日にスピリチュアルラウンジで出会いました!

ノイズミュージックとはエフェクター(音を変える機械)とあらゆる道具を使い、即興演奏する音楽です。

そこに僕は即興の朗読と歌唱を乗せました。

非常に独特な空気が漂いまして、けれども会場の反応としては成功だったと思います!

このコラボがあったことにより、僕の弾き語りの裏側を表せていたら幸いですね。

あとはなにより楽しかった!笑

動画はまたアップしますのでお楽しみに!

isomekiさん、本当にありがとうございました!

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○演奏曲目

1.空席のあるじへ

2.五分後のあなたに

3.レクイエム

4.isomekiとのセッション

5.還り道

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五番手 Sugar Box Crazyさん

美人ボーカルと美人キーボード、、、

ギターベースドラムの渋い系イケメン男性陣、、、

もう単純に見栄えがすごくいい!

どこみたらいいかわからない!笑

本メンバーはボーカルギターベースとのことですが、キーボードとドラムのサポートメンバーも、本メンバーとの一体感があって、見てるだけでホッコリと幸せになったんですよねー。

音楽もメロウな曲とロックでノリノリな曲とで、お客さんへの聞かせ方、楽しませ方がわかっている人たちだと思いました。

それくらい自然な流れで楽曲が楽しめるんです。

それは演者がそのスタンスをやりきっていることが大前提ですし、メンバー間でズレが生じていても違和感が生まれまし、演奏力があってこそです。

だから先に書いた幸せな気持ちで楽しめたんだと思うんです。

あとはメンバーの互いの出す音楽への理解度も高いのではないかと思ったんです。

それは楽曲ごとに色んな音楽の要素が丁寧に盛り込まれていて、それを自然にまとめている気がしたからです。

僕もバンドをやってましたから、こういう何気ない部分の大切さ、大変さを想像すると、音楽を通して人への向き合う姿勢が真摯な人たちなんだなーなんてあったかくなりました。

個人的にはメロウなおばあちゃんの曲『S』と、ラスト前にやったノリノリな曲が好きでした。

お客さんが一体になって楽しめる30分。

僕ももっと勉強しないといけませんね!

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六番手 KAGE稲荷さん

もうおもしろいもんなー!笑

この右手、偽装骨折だそうです!笑

思い出すだけでニヤニヤしちゃう。

カゲさんは音源を自分のiPadで流して歌うスタイルですが、パフォーマンスが最高なんですよ!

うまく言い表せないけど、とにかく笑っちゃうんです!

見てるだけで気付けばゲラゲラしてて、幸せになれる。

すごくないですか?

失礼な言い方をすると、音源を流して歌う、つまりカラオケスタイルで真剣なステージをし、お客さんを30分笑わせるんですよ?

しかも幅広いからまったく飽きない!

これはカゲさんの想像力と表現力が凄まじいからだと思います。

頭に浮かんだ、楽曲に合ったパフォーマンスを即座に実行、そしてそれを繰り返す。

簡単なようでなかなかできないと思います。

さらに歌っている内容、つまり歌詞がずっと面白い。

板東英二と黒柳徹子どっちが好き?って曲とか、ハードコア※に対抗してソフトシェル※って曲とか、どうしたらそんな発想できるのか、まったくわかりません!笑

※ハードコアとは重厚で激しい音楽

※ソフト=柔、シェル=貝

しかも楽曲がいいんですよ。

おもしろさに隠れがちですが、音楽としてしっかりしているんです。

どの曲もポップで踊れるのに、その幅も広く、展開も豊かで飽きない、それでいて笑えてかっこいいキメがある。

あっぱれです!

素晴らしい音楽パフォーマー。

お見それしました。

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七番手 ランチブレイクさん

これまたおもしろ系に見えるじゃないですか?

オープニングの一曲目は面白くて明るいんですけど、ボーカルのくそトング井上さんはこのあとすぐにサングラスを外して、バキバキの良いバンドになります。笑

アンサンブルの硬さ、複数ボーカルのコーラスワーク、豊かな幅の楽曲クオリティ、そして忘れないユーモア、どれをとっても素晴らしかったです。

最初だけ面白くて、あとは裏切りによるドッキリならまだしも、良いバンドやりながら、最後までユーモアを忘れない姿勢がとても好きでした。

ボーカルギター、ボーカルキーボード、ギターメインのボーカル、全員声質が異なるのも良いですよね。

それだけで音楽に幅が出る。

それに歌も全員上手なので聞き応えがあるんです。

個人的には『雨降り 蕎麦屋のいい匂い』という歌詞のある曲と新曲の『わっかのうた』が特に好きでした。

11/3にスピリチュアルラウンジで企画もうたれるそうで、札幌在住の方、ぜひ一度ライブを見てみてください。

優しい笑いと柔らかに寄り添ってくれる楽しい音楽が聴けますよ♪

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いやながいぃぃぃいい!!

さすがに7組は長い!

この記事書くのすごい時間かかった!笑

僕も演者だったの忘れるくらい書いた!笑

だってみんなそれぞれ良いとこあるから、ちゃんと書いておきたいのさ。

本当にいつもお付き合いありがとうございます。

さて、これを書いてる当日はTempoの久保さんとセッション!

いってきます!

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あなたにここにいてほしいひと

TOT WORKS

33日目 はじめての音楽

こんばんは!TOT WORKSです!

この日はオフという名の作業日でして、10時間くらいネットカフェにいました。

だから書くほどのことはありませーん!笑

というわけで、代わりに僕が音楽に始めて触れたときのお話を書きます。

短期記憶は苦手なのに長期記憶はゴリゴリに残ってるので、盛っても削いでもないです。

恥ずかしいけどちゃんと書きます。

あと当時の僕のスタンスで書くので、乱暴でお馬鹿な表現もありますがお許しください。

、、、お願いせめて笑って!笑

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それは僕がまだ中学生だったころ。

TOT(13)「け!またみんなオレンジレンジの話してやがるぜ!歌詞がエロいとか言ってワーワー騒いで、ちゃらい軟弱者どもめ!」

そう、僕は音楽が嫌いだった。

幼稚園では音楽の時間から隠れて逃げ回り、

小学生では吹けないリコーダーを分解したまま放置し、鍵盤の違いがわからないピアニカではついに何も弾けなかった。

音楽を聴く、奏でるということに、果てしない女々しさを感じていて、どうしようもなく嫌いだった。

ちなみにこのときの僕は立派な二重アゴの超絶ふくよかさんであり、年中半袖短パンの体操着でドッチボールをしていた。

書いていて恥ずかしすぎる。

狂おしいほどにお馬鹿だった。

ーーー

そんなTOT少年も恋をした。

同じ部活で仲の良かった女の子、A子ちゃんだ。

例に漏れず恋愛とかも軟弱だと思っていたので、興味がないフリをしていたが、B子ちゃんからこんな話を聞く。

「A子ちゃんてビーズが好きなんだって!」

ほう、ビーズか。

女の子らしくてかわいい一面があるのだな。

僕も母がよく手芸でやっているのを見た。

ちょっと聞いてみたら盛り上がるかな。

ーーー

TOT少年「B子ちゃんが言ってたんだけど、ビーズ好きなの?俺も好きなんだー」←超絶調子がいい

A子ちゃん「うん!TOTも好きなの!?かっこいいよねー!」

TOT少年「(かっこいい?)そうだね!かっこいいよね!」

A子ちゃん「どの曲が好きなの?」

TOT少年「え?」

A子ちゃん「え?」

ーーー

もうおわかりでしょう、B’zだったのです。

それからA子ちゃんともっと仲良くなりたくてB’zを聴き始めました。

イヤフォンを友達に借りて、TSUTAYAでCDを借りて、初めて聞いたときの衝撃は今でも忘れません。

歌う人と楽器の人がいるけど、楽器の人はどの音を鳴らしてるんだろう?

とか、ギターもよくわかってないレベルで聞いてました。

だってMステ見ても『僕はこの音を鳴らしています』ってやってくれないからわからないんだもんな!

それからしばらくしてA子ちゃんに壮絶なフラレかたをしたのは、また別のお話。

僕の手元には好きだった女の子の好きだったものだけが残った。

それからもB’zに夢中で、ずっと聞いていたが、リリースされている全ての曲を聴きこんだ頃、ポルノグラフィティやBUMP OF CHICKENを教えてもらい、僕の音楽は広がっていった。

ーーー

中学3年の頃、音楽の授業。

神奈川県全体の合唱コンクールがあり、学校ごとに代表を選抜して出場するとのこと。

なんとそれに選ばれたのだ。

不思議に思っていると先生が僕に言った。

「TOTくんは歌がすごく上手だからね!」

この日、僕は自分が歌を歌えていたことを初めて知った。

成績表にも興味がなかったので、評価なんてとくに気にしていなかったのだ。

今の僕があるのは、間違いなく、本人に自覚がない素敵な部分を、面と向かって褒めてくれた、この先生のおかげだ。

そういう体験もあり、臆さず人に素敵な部分を素敵だって伝えるようにしている。

松本先生、本人にありがとうございます。

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かくして、TOT少年は音楽と出会った。

それからバンドを組んで、作詞を始め、作曲をしたのは、これまた別のお話。

またの機会のお楽しみ。

今日もみんなありがとう。

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あなたにここにいてほしいひと

TOT WORKS

32日目 みんな!したっけ!

こんばんは!TOT WORKSです!

この日は昼夜ライブ二本立て!
昼は老人ホーム「シティハイムふきのとう」さんで、夜は「PIGSTY」さんでのライブでしたー!
ーーーーー
前日のライブは苫小牧。
札幌までは1時間半かかります。
ライブ終わりに移動しまして、寝たのは4時。
寝坊常習犯すぎる僕は、怯えながら目覚めました、、、朝の9時!
あまりに余裕すぎる目覚めにひとり歓声をあげて起床!
準備をして、ゆっくり過ごしていると、出発の時間になりました。
そこで気づく。
コーヒーが足りない。
避難所コーヒーで味を占めた僕は、これから施設でライブをするときはコーヒーを淹れることにしたんです。
もちろん、ふきのとうさんにも言ってあります。
大急ぎでコーヒーを買い足しに行ったんですが、結果30分遅刻、、、情けないです。
ごめんなさい。
ーーーーー
13時半、シティハイムふきのとうさん到着。
中に通して頂いてびっくりしました。
リビングにイスが並べられて、完全にライブ会場になっていました!
利用者さんと職員さんが、大きな拍手と待ってたよー!の声で迎えてくださって、僕は自分がスターなんじゃないかと錯覚するほど!
本当にありがとうございます!
遅れてごめんなさいの気持ちもさらに膨れます!笑
そうしてライブ開始。
ーーー
皆さん各々、目を閉じたり、体を揺らしたり、優しい眼差しで見つめたり、お好きなように聞いて頂きまして、あぁいまなにか繋がっているっていう感覚がすごかったです。
あとは職員さんの動画と写真撮影がすごくて、何人もの方々に撮られ続けて、いやほんと、僕は超有名なスターなんじゃないかって思いましたよ!笑
演奏が終わってからコーヒーを淹れさせて頂きました。
それも大変喜んでいただきまして、コーヒーが大好きな方からもグーをいただきました♪
職員さんも待ちかねていたという方がいらして、なんか素人のコーヒーで申し訳なくなるくらい喜んでいただきました◎
ーーー
そのあとはみんなで昔話したり、北海道のお話や、僕の旅の話なんかで盛り上がりました♪
帰るときにもとても温かく見送って頂きまして、ほんと僕のほうがたくさんもらっちゃったなって感じです。
来年も来てねって言ってくれたんです。
皆さん、どうか楽しく長生きしてくださいね。
本当に、また来年も会いましょう。
職員さんに最後『したっけ』って言ってもらいました。
したっけ、とはこちらの方言で、またねって意味です。
帰りの車で、あったかさに泣いたのは、ブログを読んでくれている人と僕だけの、秘密ですからね。
○演奏曲目

1.空席のあるじへ

2.凪の庭にて

3.ソレナラ・ドーセナラの大冒険

4.アンサンブルに聞こえたら

5.黄昏からの手紙

6.泣きっつらに冠を

7.あるじを空席へあと、最後にみんなで歌った『ふるさと』

ーーーーー
夜はPIGSTYさん!
夕方までふきのとうさんにお邪魔していたので、その足で向かいました!
すっごいロックなライブハウス!
特にみてよこのトイレ!
恐る恐る棺桶を開けると、掃除用具入れでした!笑
アコースティックの日はフロアライブにするとのこと。
たしかにお客さんとの距離が近くて、僕も好きです。
そういう細かい配慮って素敵ですね。
リハーサルもバシバシと終わりまして、さぁさぁ、今夜もステキなライブのはじまりはじまり!
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一番手 Girls Back Teen(こまつさん)
パソコン、MTR※、小さなシンセサイザー※
まず機材がおもしろい。
どうやって使うの聞いてみたら『見た目の割にシンプルなことしかしないんです』とのこと。
※1.演奏を録音するのに使う機械
※2.色んな音色が出せるキーボード
ライブ始まってびっくり!
事前に録音して作っていた音源をパソコンで流しながら、キーボードを弾いて歌う!
たしかにすごくシンプル!笑
でも音楽のつくりが細部までよく出来ていて、こまつさんがいかに音楽が好きで詳しいのか、一発でわかりますね。
またこれがすごく心地のいいポップスで、歌う内容も明暗のコントラストが楽曲ごとにハッキリしていて、聞いている側の姿勢を上手に提案されています。
これ、僕はすごく大切なことだと思いました。
音楽は自由に聞くものですが、それ自体の本質はどこにあるのか、わかりづらいものは、心地よく聞く、とはまた違ったところに着地すると思うんですよね。
ことポップスという音楽は、日常のワンシーンで気軽に聞ける良さが含まれているジャンルだと思うので、こまつさんの聞き方の提案がわかりやすい楽曲はとても親切だと思います。
MCも楽曲の製作部分の解説、音楽への考え方を話されていて、本当に先生みたいな人でしたねー笑
ーーーーー
二番手 シューイチ・ヴィシャスさん
ゴリゴリにパンク!ゴリッゴリにパンクス!
大切なことなので2回言いました。笑
黒いフェンダー※のギターをかきむしりながら、ずっとでっかい口開けて、でっかい声で歌う!
僕、アコースティックのパンクを見たことなかったんですけど、すごい迫力でした!
※ギターの有名なメーカーの名前です。
終始汗だくで、たぶんそんなに力強く弾いたり歌ったりしなければバラードなのかもって曲も全力なんですよ。
なかなかできませんよ。
いやそりゃあTOTは表現方法違うからさー
って思うでしょ?
たしかにそうですけど、アコースティックギターと歌で、汗だくでずっとライブできます?
全曲イントロからアウトロまでですからね?
僕はそれだけでもうすごいことだと思います。
特に僕が好きだったのはMCです。
息を切らしながら、すっごいちゃんとした、真っ当なこと言ってくれるんですよ。
すごい失礼な言い方なのはわかってますけど、パンクの見た目で汗だく全力弾き語りパンクして、MCでいい事言われちゃったらたまんないですよね。
こっちはしんみりした曲一生懸命やって、MCでヘラヘラしてるっつーの!笑
一本のライブへの決して手を抜かない情熱、勉強させて頂きました。
ーーーーー
三番手 TOT WORKS
僕です。そう、僕です。
今回の課題は『僕の音楽が響かないかもしれない環境の中、全開のパフォーマンスを発揮し、いかに残すか』というものでした。
実は共演者の皆さん、最初は結構クールな印象でして。
さらに実は、全員合わせてお客さんゼロだったんです。
つまり、ハートフルなタイプの音楽をやっている僕 VS クールな印象の共演者 + ゴリゴリにロックなハコの方々という図式。
いや別にVSしてないんですけど、よそ者の僕の気持ち的にです。笑
結果としては響かせられたのかな?笑
こまつさんはCD買ってくださって(本当に本当にありがとうございます!)、シューイチさんとはライブ後に刑務所や少年院や養護施設でライブするにはどうしたらいいのか話し合ったり、最後の山上さんやハコの方々とも打ち上げで楽しく話せたり、いい感じに繋がれたんじゃないかと思う日でしたー笑
シューイチさんはお子さん産まれたって言ってたので、やる予定のなかった『泣きっつらに冠を』やったり、僕が『還り道』を歌う意味を熱弁したり、滑りかねない勢いでライブしました!笑
結局さ、ひとりひとりめがけて全力でやればいいんだよ。うん。
○演奏曲目
1.空席のあるじへ
2.楽園
3.泣きっつらに冠を
4.五分後のあなたに
5.還り道
6.音楽を鳴らした日
ーーーーー
四番手 山上大介さん
普段は馬頭琴がいるインストバンド『もんごりぃさいけ』でギタリストをされているそうで、エレキギターとエフェクターで出演されていました。
ん?このセット、どっかで見たことあるぞ?
そう!10/19のローランドゴリラさんで共演したタクマモトオさん!
ってことはやわらかポップスなのか!?
、、、
って全然ちがぁーーう!!笑
こういうのも、連日ライブするとおもしろいポイントですね♪
山上さんはギターで弾き語りしたり、事前に作っておいた音源に合わせて歌わずにギターを弾いたり、色んなアプローチを含んだライブされてました。
こういうのもアリなんだなって思いました。
だってギタリストが音源に合わせてギター弾いて、ソロでライブ出ます?
そういう普通やらないよね、って壁が山上さんには関係ないんだなってくらい、堂々として、なおかつすっごい楽しんでいて、その姿がとても気持ちよかったです!
でも考えたら、やりたいことやってるはずなのに臆してるほうが、本当は違和感ありますよね。
そういう根本の部分、すっごい勉強になりました。
だからこそ、やっぱり僕も自分のライブをやりきって良かったんだなって思えたんです。
ーーーーー
さてさて恒例の打ち上げです!
昔は正直打ち上げ苦手でした。
お酒弱いし、みんなみたいに音楽に詳しくないし、なにを話したらいいんだろうって思ってたんです。
それが続けていくうちに、わかったんですよね。
別になんにも関係ないやって。
ただ人と人として、交流を楽しめばいいんだって。
この夜も先日の地震の話を聞いたり、北海道の雪事情で笑ったり、関東と北海道の違いで笑ったりして盛り上がりました!
これでいいんだと思います。
なにかを無理することなくて、ただ言葉を交わせることに感謝して笑えたら、中身なんてなんでもいいんです。
今日はありがとう、またいっしょにやろうね!
って思えたら、それはもう幸せなんだと思う。
そんな当たり前のことを再確認した楽しい夜でした。
ーーー
最後に、お客さんがいなかったことを、お店の人と共演者さんたちに謝られまして、そう僕なりに重く受け止めました。
せっかくツアーにきたのにどういうことだ!
って話じゃなくて、僕も含めてなぜ誰も呼べなかったのか、来たいなって思わせられなかったのか。
これはとても大切なことです。
やりたいことに対して真剣であればあるほどに。
でも、それをひとりひとり自覚しているのが共有できたから、ここから前進すればいいのです。
そんなことも考えさせられる夜でした。
つまり、今夜もいい夜だったってこと!
本当にありがとうございました。
ーーーーー
あなたにここにいてほしいひと
TOT WORKS

31日目 音楽で心がジャムる夜

こんばんは!TOT WORKSです!
この日は先日急遽ライブをさせて頂いた苫小牧の「ロックバーJAM」さんでのライブ!
横浜から北海道ツアーに来られている「BITO」さんのオープニングアクトを務めさせて頂きました!
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夕方に到着すると、毎日の密度によりもう懐かしくなっている扉が。
マスターにごあいさつすると、渋い雰囲気にBITOさんの顔が大きく書いてあるオレンジ色のTシャツ。
失礼ながらかわいすぎます。
先日の急遽のときとは違い、ライブ仕様になっている店内。
ステージになっている場所からお客様の席まではマイクスタンド一本の距離感、段差はなし。
アコースティックの場合、人との距離感は大切ですから、今夜はみんなで温かいライブができると確信。
ワクワク。
その後到着したBITOさんともお話させていただいたんですけど、節々からにじみ出る人柄の良さ。
Youtubeで拝見したときは、楽曲や演奏のクオリティの高さ、活動の年季から、気難しい方かも、、、と思っていたのですが、親しみやすさにびっくりするほどでした。
そして入ってくるお客様たち。
BITOさんの大ファンの方々のようで、何年も北海道ツアーを楽しんでいらっしゃるそうです。
これがまたBITOさんファンらしく、穏やかで温かくて気さくな方々でして、今日のライブのやりやすさはピカイチでした。
そして始まるライブ。
レポートいきます!
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オープニングアクト TOT WORKS
始まる前の印象通り、とても楽しくライブさせて頂きました。
今夜の課題は繋げることです。
ここにいらっしゃる方々はBITOさんを楽しみに来られています。
僕のつなぎ方でその楽しさもさらに上げられたら、と思いながらライブに臨みました。
結果としては、もう単純に後述のBITOさんが素晴らしすぎて、僕の課題うんぬんなんて関係なかったです。笑
生意気ですみません!
ただ、年季の入った方々とご一緒するときいつも思うのは、素晴らしい音楽は当たり前にハイレベルな演奏から生まれるということです。
「パンク」や「味」というジャンルや基準は否定しません。
むしろ僕も好きです。
ただ、音楽として鳴らすその先にあるものを感じさせることができる人たちは、当たり前に上手です。
僕も自分なりに目指して励んでいるつもりですが、まだまだ届きそうにありませんね。
それくらい自身に音楽的課題を感じました。
がんばれることがあるのってありがたいことです。
マスターとBITOさんのお誕生日が近かったため、最後は「ハッピーバースデー」という歌詞から入る曲をやらせて頂きました。
○演奏曲目
1.五分後のあなたに
2.雨の楽隊
3.黄昏からの手紙
4.レクイエム
5.あるじを空席へ
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メインアクト BITOさん
素晴らしい。幸せな時間でした。
初見の僕でも他のお客さんたちといっしょになって、ゲラゲラ笑っちゃったり、しんみり聞き入ったり。
なんかBITOさんのライブ見てると、すごく幸せな気持ちになるんです。
演奏でも歌でも笑わせにくるし、かと思えば人生の渋みを優しく歌うし、暗いこともあるけれど、人生楽しくやっていこうよって感じがあふれんばかりに伝わってくるんですよね。
そのスタンスは僕も近しいものなんですけど、僕はMCでおちゃらけて、音楽はしんみり。
 BITOさんは音楽でもMCでもちゃんと人を笑わせたりしんみりさせるんです。
個性とか違いといえばその通りなんですけど、できるのかできないのかは別です。
今の僕にはまだまだBITOさんのように、自分なりに人に笑ってもらえるような音楽は難しいですね。
本当に大切で素敵な課題をいただいたと思います。
もちろん僕にも僕の良さがあるのは、いつもお客さんたちに教えて頂いているので、そこはこれからも大切にしていきます♫笑
あと、マスター含めファンの方々がファンすぎて、ハモりやコーラスアレンジを歌っていて、その空気だけでも楽しいのに、その中にいるBITOさんが一番楽しそうで、本当に、本当に素敵な時間でした。
こんな素敵なところに混ぜて頂けて幸せです。
本当にありがとうございました!
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終演後はファンの方が差し入れで持ってこられたバースデーケーキをみんなで食べました!
切り分ける前に、BITOさんとマスターで記念撮影タイム。
かわいすぎるふたり。
ファンの方々もみんなそれぞれ大盛り上がりで撮影されているのが最高におもしろかったです!笑
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BITOさん、マスター、お客様方、最高に楽しい時間に混ぜて頂き本当にありがとうございました!
これからもよろしくお願いします!
4日間連続ライブ、3日目これにて終幕!
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あなたにここにいてほしいひと
TOT WORKS

30日目 つむいだ日々の布

こんばんは!TOT WORKSです!
この日は急遽の寝起きライブをしてから、二度目の出演「札幌ローランドゴリラ」さんでのライブでした!
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朝目覚めると、そこには9時を指す時計が、、、
今朝は札幌市清田区の老人ホーム「パートナーハウス二号館」さんでの打ち合わせ。
昨晩はライブだったので、寝たのが4時だったのです。
まずすぎる!顔洗って歯を磨いて着替えてなんやらかんやら!
猛ダッシュで向かうと10分前着。
ふーっとひと息ついてごあいさつすると、予定していた日とは別に、なんと今日これからライブはどうかと!
大変ありがたいお話!しかし寝起き!声は出るのか!
悩んでいると「困らせちゃったかな、、、」とか思わせてしまっている感じがしたので、僕も漢だここはやらせて頂こうということで、ライブ決定しました!
そこからはもうお忙し!
急いで車に戻り、出ない声で発声練習をしつつ、動かない頭で選曲をしつつ、これまた動かない指でギターの確認!
なんとか時間に間に合わせると、皆さんが集まるホールはライブ待ちの配置と雰囲気に。
見せてやるぜ、ネオキワークス!
なんておもいながらいつも通りやらせていただきました。
時間が短めだったので、声も指もなんとかもってくれた印象。
危なかった〜。
利用者さんたちは喜んでいただけたようで、割れんばかりの喝采いただいたり、次回の本チャンを楽しみにしてくださっていたり、すごくいいかんじでした。
ご機会いただき本当にありがとうございます。
○演奏曲目
1.空席のあるじへ
2.アンサンブルに聞こえたら
3.凪の庭にて
4.泣きっつらに冠を
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そして夜の「札幌ローランドゴリラ」さん!
二回目ということで、仲良くなった店長の「てっぺん藤井」さんにお会いするのが本当に楽しみでした♫
到着すると他の出演者がリハーサル中。
「月森キナ」ちゃんという女の子。
青いセーラー服に赤いエレキギターがすっごい特徴的で、その時点でおもしろかったんだけど、話を聞くと、なんと今日が初めてのエレキとのこと!しかもスタジオでエレキ使ったりもせず!
うそでしょー!って話で盛り上がったりしつつも、リハからその声と歌には光るものが。
ドリンクには「近藤奏」ちゃんが。
本当は共演する予定だったんだけど、体調不良ということでおやすみに。
それでも共演者をみたいからということでドリンクをやるってお話で、ちょっと心配だったけど、また夏に共演しようね!なんて楽しみが増えたりして。
というかてっぺん藤井さん、僕まだ二回目なのに「リハ、一応やる?」って!一応って!笑
慣れ親しんでいただいてるのがわかりすぎて、すごく居心地良かったですけどね!笑
お仕事でリハに来れない方もいるので、リハはこんなかんじで終了。
さてさて、それではレポートいってみますか!
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1番手 タクマモトオさん
エフェクターを並べたエレキギターの弾き語り。
僕もそうだけど、大体アコギなのに珍しい。
普段は「あららら」というバンドをされているようで、ソロの曲とバンドの曲を織り交ぜていました。
テンションの穏やかなポップスはきもちいですね。
押し付けるかんじもなければ、薄すぎるかんじもしない。
語弊があるかもしれませんが、とてもちょうどいい音楽でした。
そこにエレキが合うんですよね。
アコギの持つ温もりもいいですが、エレキってこんなに柔らかいだなって新しい顔を知りました。
「あららら」は女性ボーカルもいるバンドだそうで、その楽曲をやるときには月森キナちゃんとコラボに!
キナちゃんは歌の表現力が凄まじく、いろんな顔を表現していました。
ハスキーだったりアタッキーだったりする歌が、タクマモトオさんの楽曲にいい感じのスパイスとなって、飽きのこないポップを楽しめるライブを見させて頂きました。
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2番手 月森キナちゃん
先ほども書いたように、キナちゃんは歌の表現力が凄まじいですよね。
メロディラインもとてもバリエーション豊富なので、聞き応えがあり気持ちがいいです。
さらに彼女の表現としては、女性の持つドロッとしたかんじといいますか、ステージングが個性的です。
心の揺れ動きに敏感だからこそ、それをそのまま表現できるのだと思います。
その危ういステージングと歌の表現力が合わさることで「この人は何をするんだろう」という期待感と「音楽の気持ち良さ」が同居して、ショーとして見ごたえがすごい。
例えば
普通に歌っていたかと思えば急にアカペラになったり、
ギターに跨って動き、淫靡で危うい演出をしたり、
かと思えばしっかり弾いてしっかり歌ったり。
見ている人を飽きさせない自己表現の幅をみせてもらいました。
そういうことをどこまで計算してやっているのかが見えない感じだからこそいいですね。
そんな子が若干19歳というもんだから、僕ももっと勉強しないとな、なんて本気突きつけられますよ。
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3番手 酒井博史さん
酒井さんとは共演二回目でして、最初のローランドゴリラさんでご一緒しました。
そのときに僕と話していて「今日は楽しかったから」とその場で二回目の共演を決めてくださったんです。
ご一緒できて本当に嬉しいです。
ありがとうございます。
酒井さんは昭和歌謡の名曲たちをカバーされるんですけど、前回と変わらず圧巻の歌唱力。
歌ってのはこうやって歌うんだと先生に教えてもらってるような気持ちになります。
手前味噌な話、僕は歌をよく褒めていただきますが、そんな僕でも圧倒されて聞き入ってしまうんです。
歌詞に対する情感の乗せ方が異常なほど上手で、それはリズムや音程などの歌の基礎がものすごい硬いからだと思うんです。
だから内容が耳に自然い入ってくる。歌が届く。
選曲も素晴らしいんでしょうけど、初めて聴く曲も酒井さんが歌うと全て名曲になるんですよね。
そんな風にカバー曲を歌える人って、僕はそうそういないと思います。
二回聞いて、二回とも脱帽です。
ーーーーー
4番手 TOT WORKS
僕です。
今回の個人的な課題は、年齢が離れた若い女の子たちと、僕よりも先輩な男性陣、ひとつのステージでこの両者どちらにも響かせるにはどうしたらいいのか、というものでした。
選曲はもちろん、MCの空気感や内容、言葉選びなど、両極的に考えて、包括的なアプローチに落とし込む。
非常に難題でしたね。
それを考えた上で、感じたままやることにしました。
結果としては、一曲目で奏ちゃんから「すてきぃ、、、」なんて漏れた感想頂きまして、デレデレです。笑
さらに酒井さんからは「すごく近くまで来てくれる楽曲と広い空間に連れて行ってくれる楽曲が両立していてすごい」なんて具体的なご感想頂きまして、ニヤニヤです。笑
それでも、この課題はもっと伸ばしていける部分がたくさん見つかったので、まずは挑んで正解でした。励みます。
○演奏曲目
1.空席のあるじへ
2.五分後のあなたに
3.魔法使いはいなかったけれど
4.泣きっつらに冠を
5.還り道
6.あるじを空席へ
ーーーーー
5番手 てっぺん藤井さん
藤井さんも二回目!熱いんだよなぁ。
この人は垂れ目です。細身で小柄です。
髪型は毛量多めのモジャモジャです。
言葉数少なく物静かです。基本無表情です。
何が言いたいかというと、動物的でとてもかわいいんです。笑
そんな人が終始熱いステージするもんだから、ドキドキしちゃうんですよね。
声は太くしゃがれ声で、例えるなら「竹原ピストル」さんをハスキーにしたような。
ギターに感情をそのままぶつけたような荒いストローク。
かと思えば、弾いてるコードやフィンガリングには繊細な空気感があったり。
早口で叩き込んでいく歌が部分部分にあるんですけど、そこが切ないんだよなぁ。
どうしようもならないことを一緒に悲しんでくれているようだ。
そこからの「でもさ」「けどさ」って空気感。
散々悲しんだけど、そろそろ行くかってかんじ。
いや惚れてまうやろぉぉおお!!笑
音楽も良いんだけど、そういうとこ憧れますよ、ほんと。
人柄だなぁ。
実は、次の夏には一緒に室蘭へ行くことになるくらいには意気投合できてるかんじなのです!
そちらもお楽しみに!
ーーーーー
そんなこんなでライブもおわり、最近の僕が大好きな打ち上げタイムに!
みんなで楽しくしゃべってると、いつの間にやらひとり一曲生演奏する流れに、トップバッターの僕はリクエストいただいた「魔法使いはいなかったけれど」を。
みんなのオリジナルの生歌きけるぞーふひひひ
って思ってたら、僕とキナちゃん以外急にカバー!
みんなずるいぞ!笑
最後には酒井さんの演奏で中島みゆきさんの「糸」を合唱。
サイッコーに楽しい時間でした。
こんな楽しい夜を本当にありがとうございます。
みんなでまた歌おうね。
4日間連続ライブ、2日目これにて終幕!
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あなたにここにいてほしいひと
TOT WORKS

29日目 いくつになってもどこにいっても

こんばんは!TOT WORKSです!
この日は4日連続ライブの初日でした!
ーーーーー
まずはお昼の「ふじのカフェ」さん!
こちらは札幌の「NPO法人あらいぶ」さんが運営している地域交流サロン。
もともとのカフェの予定になかったものの、直接あらいぶさんに連絡し、急所ゲリラライブさせて頂くことになったのです!
寝坊しそうになりつつなんとか到着
この日は楽しそうにお話されているお客さんたちでいっぱいでした。
 マスターは気さくでハンサムなおじさま。ご挨拶をすませ、早速ライブ開始です。
ゲリラライブだったのに、みなさん楽しそうなおしゃべりを止めて聞いてくださって、申し訳ない気持ちはありつつ、嬉しい気持ちが勝っちゃいました♫笑
演奏中、お客様からまさかのコーヒープレゼントが!
本当にありがとうございます!
ーーー
○演奏曲目
1.空席のあるじへ
2.凪の庭にて
3.ソレナラ・ドーセナラの大冒険
4.子守唄
5.レクイエム
6.アンサンブルに聞こえたら
7.黄昏からの手紙
8.泣きっつらに冠を
9.楽園
10.あるじを空席へ
ーーーーー
ライブ終了後はマスターにランチをご馳走していただきました♫
本当にありがとうございます!
おいしかったー!
食後のコーヒーまでご馳走になりまして、ありがとうございます!
ーーー
その後は歌声喫茶にも参加させて頂きました!
歌声喫茶とは、懐かしの名曲や童謡などを、みんなで歌う会のことです。
どんどん集まってくる方々は、僕よりだいぶ先輩な60代以上の方ばかり。
皆さん歌声喫茶をとっても楽しみにされているみたいで、元気いっぱいです!
年齢を重ねてからこんなに元気に集まれるのって素敵だなぁ。
そしてこんな本が渡されました。
パラパラめくると、そこには知らない歌ばかり。
なにせ僕が生まれる前の歌たちですからね。
ついていけるのか、、、なんていらぬ心配でした。
皆さん優しく教えてくださって、名前知らなかったけどこの歌なんだーとかもあり、すごく楽しい時間になりました♫
みんなで歌うって楽しいもんなんですね。
新発見に感動でした。
ーーーーー
ふじのカフェをあとにして、今度は札幌のライブハウスSOUND CRUEへ!
ここは2回ライブする予定で、その初日でした。
そしてなんとこの日の共演者には、10/4に共演した「なりまつえり」さんが!
初北海道の一ヶ月でこんなことってあるんだね!なんて話しながら、楽しくリハーサルできました。
他の共演者さんはサウンドクルー店長の「ジャッキー」さんとアクセサリーメイカーでもある「坪野亜矢子」さん。
皆さん和気あいあいと話してくださって、本番前から楽しくって仕方なかったです♫
さて、それでは本番、ライブレポートです!
、、、しかしごめんなさい。
普通に楽しんでしまいまして、写真撮影忘れました。
そのぶん文章であらわします!
ーーーーー
1番手 なりまつえりさん
2回目ともなると曲を覚えてしまいます!笑
僕は「ママの歌」という曲が特に好きなんですよね。
なりまつさんの少女性と母性両方が現れている感じがするんです。
きっと優しいお母さんになるんだろうな。
カバーのはじめてのチューは、コロ助の真似が本気で笑っちゃいました!
でも、ああこんな切なさやドキドキのある曲なんだなって改めて思ったりして。
なりまつさんのカバーは2回目ですけど、この人のカバーのすごいところは、自分の癖を強く出してカバーせずに楽曲の良さを伝えられるところなんです。
だから楽曲本来の良さを引き出しつつ、それを柔らかく届けてくれる、
オリジナル楽曲にも同じことが言えますね。
大変勉強させて頂きました。
ーーー
2番手 坪野亜矢子さん
まずはっきり言わせてください。
非常に独特です。
なぜなら聞いた瞬間、元「たま」の「知久寿焼」さんを思い出したからです。
知久さんはたまのボーカルギターでして、ソロになってからも自然体のまま独特が音楽を作り続けています。
その知久さんの持つ、悲しくて美しいけれど、暗いものではなくむしろ明るい、とでもいいましょうか。
言葉で伝えるのは難しいのですが、坪野さんの楽曲にもそれをはっっきり感じたんです。
坪野さんの楽曲は、マイナー調のギターにポップでクセになるメロディが乗っている感じなので、歌詞の状況に対しての感情が揺れるんですよね。
それが気持ちよくて、別世界の海辺を漂っているようでした。
ううむ、楽曲制作の勉強になる。
ーーー
3番手 TOT WORKS
僕です。
個人的には、二回目のなりまつさんに何を表現できるのかが一番の課題でした。
もちろんフロアにいたすべての方に向けて演奏をしますが、僕はいつも個人的な課題を必ず自分に課します。
その方がより身がしまりますからね。
結果としては楽曲を変えたりもそうだけど空気作りから変化を意識したせか、悪くなかったのでは、と甘い評価をあげちゃったりしました。笑
僕ももっともっとがんばります!
○演奏曲目
1.空席のあるじへ
2.雨の楽隊
3.泣きっつらに冠を
4.五分後のあなたに
5.楽園
6.還り道
ーーー
4番手 ジャッキーさん
ジャッキーさんは店長でありながらアーティスト。
普段は「Curtain’s」というバンドをされているそうで、この日の楽曲もカーテンズの弾き語りでした。
いやギターうまっ!笑
ロックなノリの良さ、踊れるリズムながら歌ものであるメロディ、そこを駆け回るギター。
ストローク、アルペジオ、単音弾きなど、一曲の中でもカラフルなんですよね。
それでいてリズムが正確だから踊れる。
ええ、僕は大体踊りながらみてました。笑
お子さんに書かれたという曲が印象的でした。
他の曲に色濃いストーリーテリングな要素を薄め、対人的なメッセージに絞られている。
それでももともとの作詞スタイルが描写的なので、何気ない言葉使いに独自の世界からの視点があり、両者が生きている。
勉強になりました。
僕も昔はかなり描写的な作詞家でしたから、通ずるものを感じたんです。
ーーーーー
さてさて楽しいライブも終わりまして、打ち上げです!
ジャッキーさんに、次は冬に来いといじめられまして、坪野さんあたりが守ってくれるかと思いきや、アワアワヘラヘラ逃げる僕を見て、ニコニコしてるだけ!笑
なりまつさんとは次の夏に一緒にライブする約束も改めてしたし、ほんと、楽しい夜でした。
見てくださって方々、本当にありがとうございました!
4日連続ライブ、初日はこれにて終幕!
ーーーーー
あなたにここにいてほしいひと
TOT WORKS

28日目 僕のボランティア

こんばんは!TOT WORKSです!

この日は安平町での炊き出しコーヒーでした!

安平町のかわいい郵便局!

しかし、実はこの日、ほとんど避難者さんには飲んでいただいてません。

僕が行った時間による人の少なさもあるでしょうし、いらっしゃる方がコーヒーを飲まない方々だったのかもしれません。

それでもとても少なかったんです。

僕の活動すべてに言えることは、たくさんの人数が自分の相手をしてくれなくてもいい、ひとりいてくれたら、何に関しても満員御礼。

今からする話はネガティブでもないし、安平町どうこうという話ではありません。

僕のボランティアについての考え方です。

ーーーーー

旅に出てから色んな方と出会ってきました。

たくさんの方が本当に良くしてくれました。

だから旅に出る前に地方出身の仲間に言われていたことを忘れていたんです。

地方の町によっては、外から来た人自体を良く思わない、警戒の姿勢をとる場所があると。

失礼な言い方をすると、田舎の閉塞感とよく言われている空気ですね。

安平町に感じた、というよりも受け入れられすぎていて忘れていたことを思い出したんです。

今の僕の暮らしは、毎日が地域の人にとって部外者です。

仲良くなってくれた人たちの一番の友達でもないでしょう。

その自覚があるから、何をしていても寂しさはあります。笑

それはまぁ覚悟していたのでいいとして、受け入れてもらうことに慣れすぎているのは良くないと思いました。

例えば、来てあげた、してあげた、喜ばれて当然。

受け入れてもらうことに慣れすぎると、こういった気持ちを無自覚に持つものだと思います。

僕は無自覚に持っていたのでしょう。

だから、アレ?と思ってしまったんです。

ーーー

ボランティアは無償の行いです。

自分なりの善意が喜ばれると嬉しい。

ただ、傲慢になるきっかけでもあると思います。

そんなつもりじゃなくてもね。

でも、アレ?と思った僕は心の隅っこらへんではなっていたのでしょう。

ボランティアにまつわる良くある話です。

ーーー

どうしてこんな記事を書いたのかと言うと、実は出会ったボランティアさん同士の揉め事の話を聞いたからなんです。

互いの善意で衝突するって、悪意とぶつかるよりすごい衝撃が起きているんじゃないかなと思います。

とても悲しい。

そして被災地では、多分に起こりうることなんだと思います。

皆さん、想いの強い方々ですから。

ーーーーー

僕はボランティアをするのが普通の暮らしをしてきました。

実はわかりやすくするために使っている、ボランティアって言葉を使うと違和感あるくらい。

お金を頂かないだけで、今までもたくさんのものを頂いてきましたから。

それは居場所です。存在の肯定です。

自分の何気ない行いに、ありがとうと言われると、自覚のないささいなことが誰かを助けた瞬間を知るんです。

自分の時間とお金を割いてするボランティアに反対の方もいらっしゃるでしょうし、その考え方も正しいと思います。

ただボランティアをすると、普段の仕事では得られないものを頂いたことに気づくのも確かなんです。

ーーー

僕は今回のことから当たり前のことを改めて学びました。

行動の発信は善意でも、着地点では変わるかもしれないこと。

善意の尺度や形の多様性を認めること。

感謝されるためにやるのではなく、自分がやりたいからやっているのを忘れないこと。

自分が正しい、他は正しくないという考え方自体が悲しいことに繋がるということ。

こんな当たり前を学びなおしました。

ーーーーー

さいごに。

こんな風に重く硬く書いちゃうと、なんかボランティアって大変だな〜ってなっちゃいますよね!

でも違うんです!

お金を要求せず、自分のやれる範囲で、やりたいことをやるのがボランティアだと思います!

そこで何を得られるかはケースバイケースですから、目的にせず、もし誰かが笑ってくれたり、感謝してくれたら、ラッキー得した!くらいに思えばいいんです!笑

だってボランティアやってみようって人は、自分が誰かを助けられるかもしれないって思ってるんでしょ?

大丈夫、それは愛ですよ。

間違ってもいいから、そういう愛を持っているなら、自分なりのやり方で表現したらいいんです。

求めたものが手に入らなくても、あなたの行動でどっかの誰かが助かったの『かもしれない』んですから。

この『かもしれない』は本当の出来事だって思うんです。

ーーー

長くなっちゃったし、繊細な問題だから、読んでて疲れちゃいました?

もしそうならごめんなさい。

でもやっぱり、ここに本当の気持ちをちゃんと残しておきたかったんです。

だから今日も読んでくれてありがとう。

いつも本当にありがとう。

僕のことを見てくれるあなたからお金を頂く活動もしているけれど、ありがとうの気持ちを色んな形で還していくからね。

これからもずっとだよ。

ありがとう。

ーーーーー

あなたにここにいてほしいひと

TOT WORKS

27日目 なにもない毎日になにもかもあふれていた

こんばんは!TOT WORKSです!

この日は午前午後と炊き出しコーヒーさせて頂きまして、夜は苫小牧のロックバーJAMさんにお邪魔してきました!

ーーーーー

午前中は厚真町へ!

昨日タイミングが合わなかった、僕のコーヒーを楽しみにしてくださっていた方とお会いできました!

お互いにこれもご縁だねーってお話をしながら、ずっと冗談言い合ってて意気投合♪

コーヒーも本当に喜んで頂けて嬉しかったです。

シンガーソングライターをしていると話すと、聞いてみたい言って頂けて、ちょっとしたライブをやらせて頂きました!

職員の皆さんも集まってきて、みんなでロビーにイスを並べてライブ会場に!

ーーー

演奏曲目

1.空席のあるじへ

2.楽園

3.還り道

4.泣きっつらに冠を

ーーー

盛り上がったという言葉とは違う、心の盛り上がりがあったんじゃないでしょうか。

僕も避難所でのライブは、やはりちょっと普段とは違う気持ちになるのですが、皆さんから割れんばかりの拍手を頂きまして、お会いしてからずっと冗談言い合っていた避難者さんが、すごく真面目な顔で大きく強い拍手をして下さっていたことが、今でも鮮明に思い出せます。

聴いて頂き、本当にありがとうございました。

ーーーーー

午後はむかわ町へ!

むかわ町はししゃもが有名とのことで、厚真の方々にオススメのお店聞いちゃいました♪

デデン!

カネダイ大野商店さん!

こちらは店頭で干したししゃもを販売してまして、お持ち帰りはもちろん、中で焼いて食べられるんです!

僕はひとりだったので、端数で出た4尾のやつを購入し、中で頂きました!

焼き方にコツがあるらしく、書いてあるボードとししゃもたちとにらめっこしながら焼いてみたのですが、、、うん、焼き魚を作ったことがない、どんくさい僕なので、彼らの100%を引き出せたか心配になりつつパクリ。

ししゃもってこんなに美味しかったっけ?

関東でたべたものより味がしっかりしていてびっくりしました!

あとから調べたらししゃもって北海道の太平洋側でしか取れないんですね。

やはり鮮度の違いでしょうか。

それからこちら!

ししゃものお寿司!

鮮度が良いからこんな食べ方もできるんでしょうね。

白身でさっぱりしてるのに、ふわっととろけるかんじが最高でした♪

ーーーーー

そしてむかわ町の避難所へ!

食堂スペースに通して頂き準備。

こちらの避難所は道の駅内部で避難者さん以外の方も多く、場所も離れていたので撮影しました。

今までの避難所でも、こんな感じでトプトプ淹れてきたんです。

ーーー

準備ができると、コーヒー好きの避難者さんがいらっしゃいまして、大切なお話をたくさん聞かせて頂きました。

はじめてお会いする僕に涙を流しながら話されているのをみて、長い期間避難生活をするストレス、疲れ、生活の壊れた苦しみで、いかに胸がいっぱいなのか、痛み入ります。

なにより、美味しいコーヒー飲んでホッとしたと言って頂けたことが嬉しく、来て良かったと心から思いました。

やっぱり良い香りでリラックスできるのが、コーヒーの素敵なところですよね。

ーーーーー

避難者さんたちと職員さんたちに別れを告げ、苫小牧に移動です!

ここにはロックバーJAMというお店がありまして、札幌のライブハウスの店長さんにご紹介頂きました◎

この夜看板などは出ていなかったので、バーなんてお洒落な空間に慣れていない僕は、飛び込む思いで突撃しました。

ーーー

マスターにごあいさつしておしゃべりしてると、お客さんが。

なんだか音楽の話で盛り上がってる様子、50代くらいの男性2人。

常連さんみたいで、すごく楽しげにマスターにあいさつ♪

僕とマスターが、出演の件について話していると『なになになんの話?』って感じで入ってきてくれて、そこからはトントン拍子で、その場でライブさせてもらうことに!

緊張するぅー!でもテンション上がるぅー!

ーーーーー

演奏曲目

1.空席のあるじへ

2.レクイエム

3.楽園

ーーーーー

おかげさまで、温かいご感想たくさん頂きました。

聴いて頂きありがとうございます!

ーーー

しかしご感想がマニアックだなーと思ってたら、なんともう10年近くカバーバンドやられてる方々でした!

それこそ音楽はずーっとですよね。

そこからは4人で70年代の音楽を聴きながら、大いに盛り上がりまして気づけば2時近く。

いやー楽しかったなーとお店をあとにすると、その方々にラーメンごちそうになっちゃいました♪

苫小牧の竜寿、濃厚えびみそラーメン!

クリーミーな味噌の味にエビの旨味が絡み合って、濃厚なのに後味すっきり!

麺はちぢれのたまご麺で、スープを巻き上げながら頂ける!

うまかったー

ご馳走様でした!

ーーー

別れるときに『君が有名になったら、俺コイツにラーメン食べさせてやったんだって自慢するんだー!』って。

こういうこと言われると、なんか単純に、がんばろうって思います。

僕が色んな人に知ってもらえることで、誰かが喜んでくれるなんて、すごく嬉しいですからね。

Mさん、Wさん、本当にありがとうございました!

ーーーーー

翌日は午前午後と避難所炊き出しコーヒー、早く寝ないとだけど、気づけば3時近く。

でもすごく良い時間だったから、きっと明日は起きられる。

今日も良い日だった。

明日もがんばろう。

ーーーーー

あなたにここにいてほしいひと

TOT WORKS